新しい建物にも定期的にメンテナンス・修繕をしなければ、自然と老朽化してしまいます。
屋根にも寿命があり、特に自然の過酷な状況下にさらされている屋根は、もっとも影響を受けやすくなっております。
防水シートや野地板などの内部の修復もでき、屋根の耐久性と寿命を向上させる工事です。
屋根葺き替え工事とは?工事の必要性について
家の寿命が延びます。
屋根の葺き替えは屋根材とともに下地である野地板や防水シートも全て新しく取り換えます。
屋根の機能が向上し、新しくなります。
建物を風から守る機能がよみがえり、家自体の寿命を延ばすことができるのです。
また、屋根は家の外観の大部分を占めており、家の外観を一新し、新しい家に生まれ変わります。
軽い屋根にすることで耐震性を高めることもできます。
瓦屋根の割合が多くを占めていますが、瓦屋根は耐久性が高いというメリットがあります。しかし、重量があるという欠点もあります。
屋根材が重くなると、建物にかかる負担が大きくなりますので、スレート屋根や金属などの軽い素材の屋根材に取り換えることで、建物への負担を軽減できます。
現場 | 四条畷市のSさん宅 |
工事内容 | 屋根葺き替え工事 |
使用素材 | |
築年数 | 44年 |
工事期間 | 10日間 |
- 施 工 前
- 施 工 後
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和瓦のへの取り換え工事
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和瓦は日本では最も一般的な瓦となります。
通気性を確保した工法ですので、断熱効果を得ており、日本の気候に対応できる屋根材です。
耐久性が非常に高く、瓦自体のメンテナンスが不要というメリットもあります。
ただ、重量があります。
和瓦は他の屋根材より2~9倍も重量があり、家の高い部分の屋根が重くなるため、耐震性に影響が出る場合もあります。
【メリット】
・耐久性が極めて高いため半永久的に使用できる
・通気層による断熱効果がある
・重厚感があるため、和風の住宅にマッチする
【デメリット】
・他の屋根材に比べ、重く耐震性に影響を及ぼす
スレート屋根への取り換え工事
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スレート瓦は「カラーベスト」「コロニアル」などとも呼ばれております。
日本の新築住宅で最も多く使用されている屋根材であり、価格の安さ、施工のしやすさがメリットとなります。
和瓦と比較して軽量であるため建物にかかる負荷が少なく耐震性にも優れております。
種類の豊富さ、施工性の高さから、様々な住宅で使用することが可能となります。
しかし主成分であるセメントに防水性がない為、表面を塗装した状態で新築に使用されています。
経年とともにその塗料の膜が劣化してしまい、防水性が低くなります。
防水性が低くなると、カビの発生や色あせなどが起こります。
そのため定期的なメンテナンスが必要な屋根材になります。
【メリット】
・屋根材の中で最も安い
・種類が多く、施工しやすいためどんな建物にも合う
・軽量なため耐震性に優れる
【デメリット】
・経年とともに塗膜の防水機能が消えてしまう為、定期的にメンテナンスする必要がある
・凍害に弱く寒冷地では使用できない
ガルバリウム鋼板
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ガルバリウム鋼板の屋根は耐用年数が長いのが特徴です。
また軽くて安価な屋根材で人気があります。
心材となる鋼板の腐食を防ぐ為に亜鉛・メッキ・シリコンで構成されたメッキ鋼板のことを指します。
デザイン性に優れていて、スレート型や瓦型があり、自在であることが人気の理由でもあります。
金属系の屋根材の中では一番耐用年数が長く、また軽量・安価で施工できるため人気の屋根材となります。
ただ、金属のため音が響き、防音性や断熱性が劣ります。
さらに金属による傷などがつきやすくなっております。
【メリット】
・耐用年数が長く、メンテナンス費用を抑えることができる
・軽量
・安価に施工できる
【デメリット】
・金属のため防音性・断熱性に劣る
・表面に傷がつきやすい
ジンカリウム鋼板
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ジンカリウム鋼板は「自然石粒付鋼板」とも呼ばれています。
鋼板の表面を意匠性の高い石粒でコーティングしている屋根材です。
表面の石つぶによって防音性や傷の付きにくさがプラスされるなど、従来の金属屋根の弱点を克服しています。また、屋根材自体に塗装を行う必要もありません。よって、塗装メンテナンスも必要ありません。
デメリットとしては少し値段が高いということろでしょうか。
最近開発された屋根材であり、取扱できる業者は少ないかと思われます。
【メリット】
・石粒の効果により、防音性や傷つきにくさが付加されている
・和風や洋風など幅広いデザインが有り、あらゆる住宅にマッチする
・色あせのリスクが低い
【デメリット】
・比較的新しくでてきた屋根材のため正しく施工できる業者が少ない
・スレート瓦などに比べると価格が少し高い
アスファルトシングル
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アスファルトシングルは施工の自由度が高いことが特徴です。
シート状でハサミやカッターで切ることができます。よって、様々な形状の屋根に使用することが可能です。
非常に軽く、耐久性・防水性も優れております。
しかし、アメリカではよく使用されているものの、日本での流通量は少なく、輸入品になります。
価格が高く、適切な工事ができる施工業者が少なくもあります。
アスファルトシングルは下地とシートを付ける際に接着剤を用いるのですが、適切な施工ができていないと接着剤が早期で剥がれてしまう危険もあります。
職人技が必要であり、いい加減な施工になると危険ですので、業者への注意が必要です。
【メリット】
・どんな形状の屋根にも施工できる
・耐久性、防水性、断熱性などの基本性能は高い
・軽量で耐震性に優れる
【デメリット】
・施工実績のある業者が少ない
・表面にカビが生じやすい
・経年劣化により捲れや剥がれが生じる