雨樋工事

建物に水がかからない役割のある雨樋を補修する工事です。

雨樋が機能しなくなってしまうと、腐食が早まり、外壁の劣化につながったり、雨漏りの原因になったりします。
雨樋の清掃や修理は早めに行いましょう。

雨樋とは?工事の必要性について

雨が降り、屋根から流れ落ちてくる雨水を軒先で受け、地上や地下の排水口へと流してくれるのが雨樋です。
雨樋は、屋根から流れ落ちてくる雨水が直接建物にかかることを避けたり、雨水の侵入を防ぐことによって、建物の腐食や外壁の汚れを避けてくれます。
台風による強風、積雪による重みなどで、雨樋は変形したり、外れてしまったりすることがあります。
こうなると、うまく雨水を排水できなくなります。
うまく排水できない場合、雨水が溢れたり、漏れたりします。
すると、その汚水が外壁にかかり、外壁の傷みが早くなります。
外壁工事をしないといけなくなったり、お住まいへの浸水もありえます。
少しくらいの雨樋の歪みや破損くらいは大丈夫だろうと思いの方が非常に多くいらっしゃいます。
少しの修復でもすぐに駆けつけご対応させて頂きます。

現場 港区のTさん宅
工事内容 雨樋工事
使用素材
築年数 42年
工事期間 3日間
  •  施 工 前
  •  施 工 後 

雨樋を修理する時の工程とポイント

①足場を掛ける
雨樋を交換するのにあたって「足場」が必要か不要のチェックを行います。
【足場が必要な場合】
・2階部分以上の雨樋を交換する場合で雨樋の交換部分が5m以上の場合
・隣家が接近していて作業の際に安全を確保できない場合
・作業の際に職人の安全の確保ができない場合
・足場を掛けた方が、作業効率が高く工事が早く終る場合
【不要な場合】
・1階部分の雨樋の交換の場合
・2階部分の雨樋交換でお客様の敷地内、または隣家から梯子(ハシゴ)を掛ける許可を得れる場合
安全に作業をするが大切であり、足場の手抜きは落下事故の元になりますので、細かくチェックしております。

②その家に合った雨樋の種類を用意する。
雨樋は100種類以上あります。
その家にあったものを選ばないと上手く機能しない場合があります。
軒樋のみを交換する場合は現在使用中のメーカーの商品を選択しても問題ありません。
縦樋も一緒に交換する場合はお好みのものを選んでも問題ありませんが、その家に合ったサイズのものを選ぶ必要があります。
ホームセンターにも売っておりますが、種類は少ないので、業者さんに一度聞いてみるもの一つの手です。

④雨樋や金具を外す。
まずは雨樋本体を外します。

次に専用の工具を使って支えていた金具を外します。

金具を外した所は穴が空いていますので、水が入らないようにコーキング剤で注入し、止水作業を行います。

雨樋の処分を行います。

次は新しい雨樋・金具を取り付けます。
金具の種類はステンレス製・亜鉛メッキ製・プラスチック製などがあります。
それぞれ耐久性や耐候性が違いますので、その家に合ったものを選択します。
ステンレス製はサビにくい特徴がありますが、材料が割高になります。

まず金具を1個づつ取り付けていきます。
釘やビスで止めますが、釘は抜けやすいので、ビズをおススメします。

それぞれにひも糸を繋げます。
雨樋が斜めに取り付けれるように基準値としての役割があります。
雨水がスムーズに流れるように角度をつけないといけません。

次に軒樋の取り付けになります。
まず軒樋に穴を空けます。
軒樋から縦樋に繋がる穴になります。
穴のサイズは野球ボールくらいでしょうか。

穴を空けた所には雨樋用の接着剤を薄く塗ります。

次に集水器を付けます。
「集水器」とは水が集まるうつわから縦樋に雨水を引き継ぐ役割があります。

集水器をの軒樋に取付けて、軒樋金具に軒樋本体を引っ掛けます。
軒樋が長い場合はノコギリで切断します。

軒樋同士のつなぎ目には「軒継ぎ手」という部材を取付けます。
接着剤を入れて取付けます。

軒樋(横樋)を取付けたら次は「縦樋」(たてとい・たてどい)の取付けになります。
まず集水器にエルボという縦樋の曲げた部材を取付けます。

エルボにも接着剤を付け取れないように接着します。

長さを測って切った縦樋の先端にエルボを付け雨水の道を作っていき、雨樋の交換工事の完成です。

 
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